医療情報技師を応援するブログ

医療情報技師の仕事について現役の職員が語ります。

病院勤務の医療情報技師のメリットとデメリット

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chatGPTによる要約 医療情報技師の勤務におけるメリットとデメリットを紹介します。メリットとして、残業が少なく、休日が暦通りで職場が安定しており、病気や怪我の際にすぐに受診でき、異性に恵まれると述べられています。また、安定した仕事と見なされることがあります。デメリットとしては、給料が低く、求人が少なく、スキルアップが難しく、病気の危険に晒されることが挙げられています。医療情報技師の仕事には特有の給与とキャリアパスの面での課題があるとされています。

 

病院に勤務する医療情報技師のメリットとデメリットを紹介します。

 

メリット

残業がほとんどない

この仕事はシステムの安定稼働ですので、トラブルがなければ基本的に残業はありません。たいていの仕事は就業時間内で終えられます。

私は毎日18時には帰宅していますし、家族と食事したり趣味の時間に当てたりする時間が持てています。アフターファイブの時間が持てることで、プライベートの充実を感じますね。

 

休日が暦通り

休日診療していない病院では、暦通りの休みが得られます。職場によっては土曜日の診療がないところもあるので、完全に暦通りになります。病院は土曜に診療しているところが多いので、土日休みを望むならしっかり確認しておく必要があります。

システムトラブルが起きれば休日でも出勤して復旧させなければなりませんが、頻繁に起こるものではないので、あまり考えなくてもよいでしょう。

 

職場が安定している・不況に強い

栄枯盛衰の激しいIT業界に比べ、医療業界は将来の心配が少ない業界です。いち病院が経営不振で潰れることはあっても、病院のニーズがしぼむことはまずありません。

これからは病院でもオンライン診療やAIを活用するため、あらゆる場所にITが組み込まれていくでしょうから、スペシャリストである医療情報技師は必ず必要になります。

 

コロナ禍では受診控えによる患者減はあったものの、国からの補助金などもあり、軒並み倒産するなどということはありませんでした。公的存在意義のある病院はやはり不況に強いなと実感します。

逆に景気が良いからといって給料が上がることもないので寂しいところですが、浮き沈みが少なく安定していること、倒産のリスクが少ないことはサラリーマンとして安心できます。

 

病気や怪我のときすぐに診てもらえる

病院に勤めているので、病気や怪我のときはすぐに受診できます。周りの職員も、体調不良で休むことへの理解があるので受診しやすい環境です。また福利厚生の一環として病院の診療費が無料になることもありますので、経済的に助かる面もあります。

 

余談になりますが、いろんな患者さんを目の当たりにしていると普段の健康意識も自然と高まります。風邪をもらわないように、食生活を見直したり日頃から運動したりして丈夫な体を作ろうという気にもなります。残業があまりないので、その時間も作れます。


IT企業で働いていた頃は、健康について考えることはなく、平気で暴飲暴食していました。病院には様々な疾患や怪我をされた方が運び込まれますので、そうした日常を見ていると自分の気持ちも引き締まってくるものです。これは自分にとって大きな内面の変化でした。

 

異性に恵まれる

不純な考えかもしれませんが、周りの話を聞いていると同業同士の結婚(事務と看護師など)が一定数いて、異性に恵まれている環境なのかなと思います。特に男性からすると、女性の方が多い職場なので有利に戦えるかもしれません。

 

医療従事者は仕事の性質上シフト勤務や休日出勤が多く、ほかの職業と比べて休みが合わせづらい傾向にあります。出会いのなさに悩む職員が結構いるので、職場恋愛は意外とポピュラーなんですよね。私の同期も職場結婚しましたし。

 

保証は致しませんので、あしからず・・・。

 

安定した仕事と思われやすい

この仕事を知らない人から自分の仕事について聞かれたとき、とりあえず私は「病院で働いています」と答えるようにしています。パソコンに疎い人からすると、仕事内容を説明してもピンとこない人がほとんどなので、勤め先を言うのが手っ取り早く伝えられると思うからです。


すると「安定した仕事に就いているね」と言われることが多く、転職したての頃は「そういう目で見られるんだな」と思ったものです。何だかんだいっても、「何をしているか」よりも「どこに勤めているか」が見られるものですよね。結婚するときなどに活きてくるのではないでしょうか。

 

デメリット

給料が安い

システムエンジニアの場合、転職前の職場から比べると給料が下がることが多いようです。私は都会のIT企業から地方の病院へと転職したので、地域の差も含んではいますが激減しました。

これは最初から分かっていましたし納得の上で私は転職しましたが、大事なところなのでここはしっかり把握しておくべき点です。

 

こちらの記事でリアルな年収を公開していますので、ぜひご覧ください。

 

hospitalse.hatenablog.com

 

 

求人が少ない

働く以前の話になってしまいますが、実は出ている求人が少ないです。病院の求人は医療職がほとんどで、医療情報技師という職業自体の認知度もまだまだ低く、専門職として雇われるのは少数派。なので、求人を探すにはひと工夫必要になります。

 

こちらの記事でその具体的な方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

hospitalse.hatenablog.com

 

 

スキルアップがしづらい

システム開発をするわけではないので、新しいプログラミング言語を習得したり、院内システムを設計したりという場面はあまりありません。ITスキルを高めることよりも、システムから統計資料を作ったり、職員に有益なシステムを検討したりすることがメインです。

 

ITスキルよりも医学方面の知識が求められることもありますので、ITスキルをゴリゴリ活かした職業に就きたい、という方には向かないでしょう。

 

病気の危険に晒される

病院には風邪引きの患者が多く訪れます。毎年流行するインフルエンザ、ノロウイルス、コロナなどの感染症をもらいがちです。公衆衛生や感染制御の観点に基づいたゾーニングをしますが、もらう時はもらいます。

過度に不安になる必要はありませんが、そんなリスクが付きものだということも理解しておく必要があります。